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いきがいさがし

下ネタばかり書いてるおっさんです。

「からかい上手の高木さん」は冴えない大人が、冴えない学生時代を想い出して哀しくなる漫画。

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本日は私の好きな「からかい上手の高木さん」の新刊を読みました。本来の発売日は昨日なのですが、あいにく私はど田舎に住んでいるので、本の発売日は町中と比べて一日遅れてしまうのです。

「からかい上手の高木さん」とは、地味で冴えない「西片くん」という男子を、可愛くて勉強もできる「高木さん」という女子がからかう漫画です。とても人気のある漫画で、マンガ大賞2017にもノミネートされた程です。

お互いほのかに恋心があるのかな?ないのかな?と思わせぶりな所がまたもどかしく、中学生らしい甘酸っぱく微妙な二人の距離感が歯痒くて、私のようなおっさんでも、ついつい読んでいて胸がキュルルンとしてしまうのです。

私は思うんだけど、この「高木さん」は私のように冴えない学生時代を送った人間(特に男)が「こんな学生生活送りたかったな~」と羨む漫画ではないだろうか。学生時代にそれなりに楽しい思い出がある人にとっては、あまり面白い漫画ではないのではなかろうか。。

妻はこの漫画を読んでもあまり面白いとは思わないようだし、他の漫画ブログを書いている女性にも「高木さんはピンと来ない」という意見の方が多いように感じます。

だからと言って、私は妻に学生時代の思い出を聞こうとは思いません。自分で言うのも何ですが、私の妻はそこそこ美人だから、学生時代もそれなりに楽しい思い出くらいあるに違いないです。だから当然ながら「高木さん」では無いですが、他の男子との甘酸っぱい思い出もあるでしょう。

でも私は妻の口からそれを絶対に聞きたくないです。優しい妻の事だから「そんな事なかった」と言うかも知れませんが、そうやって気を遣われてると思うとまた自分がミジメな気分になってしまうのが目に見えているのです。

私は本当にイケてない中学生だった。

色んなブログを読んでると、わりと定番ネタとして「学生時代の思い出ばなし」を書く人が多いですが、私はそんなネタに出来るような楽しい学生生活を送った経験はまったくありません。

他人をいじめるような強い人間でもなければ、イジメられるような弱い人間でもなく、スポーツが出来る訳でもなく、かと言って笑われてイジって貰えるほどドン臭い訳でもない、可も不可もなく目立たない空気みたいな中学生でした。

中学生時代に女子と会話した総合計時間をカウントしたら、恐らく三年間トータルで30分にも満たないのではないかと言うくらい、女子にも恋愛にもまったく縁のないような死んだも同然の三年間でした。

私が中学生だった時代は今ほど価値観も多様じゃなく、それこそ漫画も少年ジャンプのような「努力・友情・勝利」をスローガンとした、強く逞しい主人公がそのヒーロー性で周りを引っ張るようなものがほとんどでした。

小学生の頃は無邪気に楽しめていた「北斗の拳」や「ドラゴンボール」も、中学生になり自分がそんなタイプの人間ではない事が解ってしまうと、その主人公に感情移入などできなくなり、楽しめなくなってしまいました。

当時流行っていた「ドラクエ」も、運命に導かれた勇者が成長する姿が人気を博したのですが、画面の中で成長していく勇者とは裏腹に、テレビの前でコントローラーを握る自分自身は何も変わらなず冴えないままな事に気付いて虚しくなり、クリアする事なく投げ出してしまいました。

最近タラレバという言葉が流行っていて「もし中学生時代に戻って人生やりなおせたらな~」と、よく言われますが、私は絶対にあの暗黒時代に戻りたいとは思いません。仮に戻れたとしたら、少年マガジンの裏に載ってた「幸せになるペンダント」でも買ってたら、ちょっとはマシな学生生活になったかな~と思う程度です。

受験前に願掛けと称して「入試まで異性と喋らない」という行為が流行りましたが、私は願掛けするまでもなく、いつも通り女子と会話する機会がなかったにもかかわらず、受験に失敗してしまった事が最低な中学生活のラストを飾るにふさわしい出来事でした。

 

一応初恋もしたけど

そんなクソみたいな学生時代でしたが、一応初恋らしき思い出もありました。

ミヨちゃんという名前の顔のかわいい幼馴染の娘がいて、唯一私に話しかけてくれていた、と言っても朝に「おはよう」下校時に「ばいばい」と言う程度でしたが、私が中学生時代に女子と交わした総会話時間のほとんどは彼女との挨拶でした。

挨拶程度と言っても、私にとっては貴重な女子との会話だった訳で、それは冴えない男子が片思いするには十分な威力を持っていました。ミヨちゃんが挨拶してくれただけで、その日一日明るい気分になれるほど、私は女子との接点がなかったのです。

でもミヨちゃんには彼氏がいました。相手は私と同じようにあまり冴えないヤツでした。その彼氏がある日、クラスの人気者だったA君とケンカするという事件があって、何でもA君がミヨちゃんと馴れ馴れしく話してるのを見て、彼氏がヤキモチを妬いたのが原因だったらしいのです。

二人のケンカを見てミヨちゃんは泣いていましたが、私にはケンカを止める事もミヨちゃんを慰める事も出来ませんでした。ただただミヨちゃんを泣かせる二人が憎くて、自分なら絶対にミヨちゃんを泣かすような事はしないのに…と一人で憤る事しかできませんでした。

あんなミヨちゃんを泣かすようなヤツよりも、毎晩ミヨちゃんをネタにオナニーしたり、大学ノートに自分とミヨちゃんの相合傘を何百も何千も書いてる私の方が、よっぽどミヨちゃんを愛してるんだと、本気で考えるほど私はヤバい中学生だったのです。

 

当時の私がタイムマシンに乗って、今の私を見たらどう思うだろうか

そんな冴えない学生時代でしたが、当時は何の裏付けもない自信にも、将来に対する希望にも溢れていたので、自分の事をダメな人間だとはまったく思っていませんでした。若い時は生きてるだけで、将来の自分に期待する希望が間違いなくあったのです。

中学生の頃は「高校生になったら…今に見てろよ」、高校生の時は「大学生になったら…今に見てろよ」大学生の頃は「社会人になったら…今に見てろよ」と思いながら過ごしてきましたが、気が付けばもうすっかりおっさんになってしまいました。

当時の自分が今の私を見てどう感じるかは、私には解らないが、もしタイムマシンに乗って昔の自分に会えたなら、現在の暮らしはそんなに悪くないので、今がつまらないからと言って腐ったり道を踏み外さずに、真面目に他人に迷惑を掛けないように生きて欲しいと伝える事しかできません。

おかげ様で、今は妻と出会い娘にも恵まれ、それなりに幸せに過ごしていますが、当時の私は今の私を見て「良い人生やな」と褒めてくれるだろうか。それとも「小さくまとまりやがって」とガッカリするだろうか。

ただ一つ思うのは中学生時代の私も、おっさんになり結婚して娘もいるのにもかかわらず、まさか自分が未だにオナニーしてるなんて夢にも思っていないだろう。ましてやローションを使ってまで。さすがにそんな姿を見られたら、いくら昔の私でも絶望する事は間違いない。

 

これからはタイムマシンが気になって、おちおちオナニーもしてられないな~