いきがいさがし

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いきがいさがし

生きがいを探して模索する40代中年男の日記

過去の自分を否定しても今が良くなる事にはならない~春に向けて丸石エンペラーを整備した。

とりとめもない話 下ネタなし 自転車

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本日は春に向けて自転車を整備しました。

冬場は寒いので自転車には乗らないのですが、私は基本的に一人で行動する時は、ちょっとした買い物や通勤や図書館に行く時など、ほとんど自転車で移動します。なので今年もようやくシーズンが到来したと、嬉しくなって舐め回すように整備を行いました。

興味がない人が見たらただのママチャリにしか見えないかも知れませんが、この自転車は丸石のエンペラーと言う伝説の名車で、しかもかなりカスタムされていて、知ってる人が見たら一発で私の事が特定される程のこだわりの一台なのです。

ちなみにノーマル状態の車体はこちら↓f:id:butao_o:20170225201539j:plain

丸石ホームページより

自転車のカスタムなんてそれこそ自己満足の極みで、もう一台同じ自転車が買える位の改造費を掛けている事を、妻は「理解できない」と呆れますが、サイクリング中にすれ違う人から「シブい自転車っすね」と声を掛けられるのが何より嬉しくて、その快感は射精にも匹敵する位なのです。

世界に一台しかない自分だけの自転車(エンペラー)を愛し、解る人には解ってもらえるポイントを褒めて貰って、自己満足と承認欲求をビンビンに満たせるし、体に良くストレス解消になる点はブログにも通じる所もありますね。

 

若い頃は単車が好きだった

今はずっとエンペラーに乗ってますが、若い頃は単車と共に生活が成り立っていました。

大学もバイトも単車で通い、休みの日にはツーリングに出かけていました。洋服も単車に乗る事を重視して選び、食費が足りなくてもガソリン代を削る事はなく、まさに人馬一体となって単車中心の生活を送っておりました。

ところが大人になり就職すると、そうそう単車に乗る機会もなく、休みの日にちょこっと乗る程度になり、整備も疎かになりがちで、生活の一部からあくまで趣味の一部に過ぎない存在になってしまいました。

そして加齢と共に運動神経も低下してしまい、単車に乗ることの楽しさよりも「事故を起こしたらどうしよう…」とか「いい年して単車乗ってるのもアレやな…」と、完全に私にとって、なくても差し支えのないものになってしまったのです。

以前は自分が単車に乗らなくなるなんて想像した事もなかったし「40になったらハーレー、50でトライアンフ、老後は陸王でもレストアしたろかい」と、常に単車を節目の目安にして努力しようっと!と思っていました。

あんなに乗るのも楽しかったし、シブい単車に乗る事をステータスに感じていたのに、今ではすっかり、環境に悪いし、音もうるさいし、危ないし、ただ徒にガソリンを無駄に消費して、何も生み出さない存在としか感じなくなってしまったのです。

 

自分の過去を否定する私の悪癖

私には何か新しい趣味や価値観を得ると、それまで好んでいた物や関心事を、徹底的に否定するという悪癖があります。今回もその例に漏れず、私が昔好きだった単車に対して、怒りにも似た憤慨を込めてボロカスに貶したいと思います。

まず単車は車と違い、白バイやバイク便を除き、ほとんどが趣味のみで乗られているものであり、社会貢献度はほぼゼロと言っても過言ではありません。

荷物も積めないし、無駄にガソリンは消費して環境に悪いし、生身の人間がヘルメット一つで100キロ近い速度で走るなんて、常識で考えたら異常な事くらい解かりそうなもんです。

私も被ってましたが、半キャップなんて顔面剥き出しで、事故を起こしたらビートたけしのような取返しの付かない事になる事は間違いなく、残りの人生に深刻な悪影響を及ぼす事は明らかです。

また単車乗りには、マナーの悪いイキったバカの絶対数が確実に多いし、生意気な運転でチョロチョロして目障りだし、テメエが勝手に転んで怪我するのは自由だけど、周りに迷惑掛けんなよな…なーんて言いたくなる場面も少なくありません。

私が自転車で車道を走ってると、邪魔だと言わんばかりに後ろに付いてきて、ギリッギリ横を抜いていくウザい単車に出会う事も、けっして珍しいことではないです。

サイクリングに行って景色の良い所で「あ~ええ空気や~」と癒されてると、ほんの数分もしない内に、耳障りな爆音と共に、烏合の衆の単車乗りが排気ガスを撒き散らしながら現れ、アホみたいな顔してタバコの煙まで撒き散らす…なんて光景には、もうウンザリです。

偉そうにシートに踏ん反り返って、手首をキュッと捻るだけで出る100キロよりも、額に汗して一生懸命ペダルを漕いで出す30キロの方が値打ちがあるに決まっています。

それを考えると、単車って何て傲慢な乗り物なんでしょうか…私は何であんな下らん物に乗ってたんだろうか。あ~恥ずかしい~抹消したい過去や~

 

過去の自分を否定しても今が良くなる事にはならない

はっきり言って、単車だろうが自転車だろうが、所詮は趣味のものなんだし貴賎も優劣もありません。好きなものは好きなんだから、比べてもしょうがない事なのです。

趣味を持つ事で、日々の暮らしに彩りが出て充実するのなら、別に単車でも自転車でも、他人に迷惑を掛けてない限り、私なんぞにとやかく言われる筋合いが無い事も解かっております。

偉大な本田宗一郎によって開花した日本の単車技術は世界に誇れるものだし、単車には単車でしか味わえない魅力がある事も知っています。もし私が単車に乗ってなかったら、今までの人生の思い出もほぼ半分は無に帰してしまいます。

にもかかわらず、私が単車をボロカスに貶し過去の自分を否定するのは、過ぎた過去よりも、今が楽しいんだ!今が最高なんだ!今が充実しているんだ!と思いたくて、自分に言い聞かせていると言う、哀しくも情けない精神がそうさせてるのかも知れません。

私が今後、エンペラーに乗る事で、十年以上も色々な思い出を共に過ごした単車に乗ってた頃よりも、充実した日々を送る事ができるかどうかは、まだ解かりません。でも私はもう単車には乗ってなくて、今乗っているのはエンペラーなんだから、今を一生懸命楽しむしかないのです。

至極当たり前で、解かりきってはいる事なのですが、個々の時間は有限であるという事を最近はしみじみと思います。歳をとるにつれ、そのスピードが上がって行き、スピードが上がると周りの景色が見えなくなって行くと言う事も。

 

いつの日か、私にもオナニーを否定する時が来るんだろうか。

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