いきがいさがし

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いきがいさがし

生きがいを探して模索する40代中年男の日記

「コミュ障」とは、自らの力で世界を切り拓くことを放棄した臆病者の言い訳だ~アディダス

とりとめもない話 仕事 登場人物 登場人物-ヨンピル

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我が社には、吉本コメディーのチャーリー浜に顔の似た20代半ばの営業マンがいます。(以後チャーリー君と呼びます)

チャーリー君はノートパソコンやスマホを華麗に使いこなし立派な資料を作るけど、営業成績はイマイチで、ちょっと理屈っぽくて言い訳の多い、要は口は偉そうだけど実力のあまり伴っていない奴なのです。

本日は月末なので営業会議が行われ、今月の結果はもちろん来月は年度末なので、今年度の営業成績も併せて確認されたのですが、どうやらチャーリー君は前年に対して大きく数字を落としていたようなのです。

具体的に得意先別に昨年と対比した所、A社という顧客に対して前年から大きく売り上げを落としていました。

そのA社は私が昨年担当していた顧客だったので、ある程度のアドバイスなら出来るだろうと「いったい何が原因なん?」とチャーリー君に尋ねると、なんと驚いた事に「A社の担当者と気が合わない」などと、眠たい事を言い出しました。

「話は長いし偉そうだし、しょっちゅう電話してきて面倒臭いんですよ~だから電話でなかったら、よそに注文取られたみたいで…」と悪びれる事無く放言するチャーリー君に、私は完全に呆れてしまいました。

確かにA社の担当者は面倒な奴でした。偉そうだし話が長いのも間違いありません。そのくせしょっちゅう「飯食いに行こう」だ「飲みに行こう」だ、私も担当してた頃は何度も「コイツぶん殴ったら気持ち良いやろな~」と思っていました。

でもその面倒臭い奴の相手をしっかりすれば注文はちゃんとしてくれるし、大きな得意先だからキチンと自分の売り上げとして返ってくるんです。面倒な顧客こそ一度掴むことができたら、その後ずっと堅いお客さんになってくれるのは営業の鉄則なんです。

とチャーリー君の怠慢を咎めると、なんと「ぼくコミュ障なんでムリっす」と投げやりな事を言い出したので、とうとう頑固親父のヨンピルさんが「オマエええ加減にせえよ!」と怒り出してグダグダになり会議が終わってしまいました。

前にヨンピルさんが切れた関連記事はこちら

 

 「コミュ障」とは、自らの力で正解を切り拓くことを放棄した臆病者の言葉だ

「コミュ障」と言う言葉は、最近になってよく聞かれるようになった言葉で、元々はコミュニケーション障害と言う、割と深刻な心の病を指して使われてたように記憶してますが、どうも近頃はもっとカジュアルな意味で気軽に使われてるように感じます。

そもそもチャーリー君は「コミュ障っすから」と開き直ってたけど、はっきり言ってコミュ障だろうが何だろうが、そんな事は仕事には関係無い事です。好き嫌いで顧客を選び会社の利益を損なっているなんて、もはやそれは仕事ですらないと思います。

営業とは物を売るのが仕事で、そのためには面倒な客の相手もするし、時には卑屈な笑みと共に媚びたりする事もあります。ただ単に向こうから来る注文を受けるだけなら、営業マンなんて必要なくて電話番が一人いればそれで充分なのです。

私に言わせれば、チャーリー君はコミュ障でもなんでもなく、ただ自分のするべき事をせずに他人のせいにして、それを「コミュ障っすから」と寝言以下の言い訳をしてるだけの、ただの怠け者です。

チャーリー君に限らず、近頃の若者は「コミュ障」と言う言葉を自分の都合に合わせて、面倒臭い事から逃げるための言い訳として気軽に使ってるバカ者が、とても多いように私は感じます。

「コミュ障」って言ったら何でも許されるなんて大間違いで、太古の昔、人間が集団で協力してマンモスを狩ってた時代に「俺コミュ障だから」って狩りに参加しなかったら、そいつは誰からも分け前を貰えず食い物にもありつけず飢え死にしてたでしょう。

 

飲み会に行かない奴がよく使う言い訳のコミュ障

チャーリー君の営業マンとしての致命的な欠点に「飲み会に行かない」というのがあります。社内の飲み会もあまり出ないし、取引先のパーティーなんかも何かと理由を付けて欠席する事が多いようです。

近頃はアルハラやパワハラの問題で飲み会も自由参加の風潮が主流ですが、それでもやっぱり古い言葉になりますが「飲みニケーション」の効果は、いまだに絶大なものがあるように思います。

酒を飲んでちょっと砕けた話をして初めて相手の事が解る場合もあるし「同じ釜の飯」と言って、やっぱり仕事以外に一緒の時間を過ごして連帯感が強くなる事は確実にあります。

営業マンのような人間関係が仕事の成否を分けるような職種ならなおさら、それ以外の職業でも円滑な人間関係が自分の業務を助けるのは間違いありません。これを否定できるのは、よっぽど特殊な技術を持った優秀な人間か、あるいはその正反対の刺身にたんぽぽを乗せるような仕事をしている人間だけでしょう。

今時の自己啓発本には「本当に有能な人間は飲み会なんて行かない」とか書かれてる物が多いですが、それはそう書いた方が軟弱な連中が共感して本を買うからで、当の著者はどうせ「本売れたっすね」と、出版社の人間と飲みながらほくそ笑んでるでしょう。

飲み会がムダなら日米首脳会談も電話で済ませばいいのに、お互い忙しいのにわざわざ遠い所を待ち合わせして一緒に飯を食う時間を設けるように、国の一番偉い人がやってる事を否定するなんて、コミュ障様はどれだけ自分を偉いと思っているんだろうか。

中には体質の関係で一滴もお酒が飲めない人もいるんだろうけど、野球の星野仙一は自分が一滴も酒が飲めないにもかかわらず、しょっちゅう飲み会を開き誰よりも楽しんだ事で強固な人脈を作り上げた事で有名です。

こんな事を言ったらまた老害扱いされそうだけど、私が若いころは先輩や上司に飲みに誘われて断るなんて、ありえない事だったし、先に帰るなんて決して許される行為ではなく、最後まで付き合うのが当たり前でした。

 

本物の「コミュ障」見た事ある?

そんな私でも、さすがに断ってしまう事があります。

それは飲んだ後の定番「次は風俗いこか」です。

私の住む街は田舎過ぎて風俗店などないのですが、隣の町には全国的に有名な裏風俗街があります。裏風俗とは許可を取って営業してる風俗店ではなく、ポン引きのおっさんに声を掛けられて離れたアパートの一室に連れていかれる、いわゆるモグリの一発屋です。

年末によくやってる「警察潜入24時間」みたいな番組で、定期的に「闇風俗摘発の瞬間」のコーナーで取締の様子がみられるほどの知名度を誇る町で、またヨンピルさんが好きで飲んだ後には決まって「風俗いこうや」と赤ら顔で言い出すのです。

今でこそ私は結婚して小さい娘がいるので帰らせて貰いますが、独身の頃はヨンピルさんに付き合って何度かその一発屋に行った事があります。でも私はそこで良い想いをしたとか楽しかったと思った事は一度もありません。

札幌のすすきのや新宿の歌舞伎町だったら、キレイで華やかな夜の蝶たちと戯れる事ができるんでしょうが、こんな片田舎の裏風俗はちょっと様子が違います。

生活感溢れるボロアパートの一室で、キンキンに傷んだ髪にガリガリに痩せた体、根性焼きやリストカットの痕なんて当たり前、悪い言い方をすれば、この仕事以外に出来る仕事などないような女が、ボロい服を着て客を待っているのです。

気を遣って何か話そうにも、けっしてこちらと目も合わさず、うわの空で噛み合わない会話をして、普段コミュ障に厳しい私でも「本物のコミュ障」だと認めざるを得ないような女が激安料金で体を売ってるような場所なのです。

そんな女を相手にしても楽しい訳もなく、賢者タイムよりももっと深い虚しさだけを手土産に家に帰り、纏わりついた負のオーラはAVを見ながら口直しのオナニーをするまで、けっして私の体から消える事はありませんでした。

 

昔、北方謙三はホットドックプレスの人生相談で言いました。

「悩んでるヒマがあればソープへいけ」と。

自分の努力不足から目を逸らし「コミュ障」という言い訳で、やるべき事から逃げているバカ者は、一度どこかの街で場末の一発屋にでも行って「本物のコミュ障」の女を抱いてみれば良いと思います。

「おれコミュ障っすから」なんて舐めたこと二度と言えなくなるで。

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